【読書感想】女の子が生きていくときに、覚えていてほしいこと(西原理恵子著)

[女性の人生] ブログ村キーワード

『女の子が生きていくときに、覚えていてほしいこと』
西原理恵子著、KADOKAWA出版

女の子が生きていくときに、覚えていてほしいこと

新品価格
¥1,188から
(2017/9/4 00:01時点)

本屋で平置きにされていた本。
2017年6月に刊行以来、あらゆる年齢層の女性から大きな反響を得ているようで、
感動と共感の嵐とか。

アマゾンの本の売れ筋でも上位に(というより1位)で、
市立図書館でレンタルするなら1年は待たないと届かないほどの予約件数がすでに入っていたので、
購入致しました。

実際に息子・娘を育てる母親である52歳の西原さん。
自分の高校生の頃(高知でヤンキーだった頃)
美大にいくために上京した頃
生きるためのお金を得るために必死に仕事をしていた頃
妊娠出産し、子育てに明け暮れていた頃に受けた元夫からの暴力の記憶
子供達の反抗期について巣立つ子供への思い…

彼女自身の実体験をベースに、
世の女性達に送りたいメッセージが込められています。
いちばん伝えたい相手は自分の娘さんなんだろうな、と思いつつ。
本の帯には、30-40代の子育てママ世代や
ひと段落ついた50代からの言葉が連ねられてましたが
27歳も、涙無しでは読めませんでした。

◎そろそろ彼女も、船出の時が近づいてきたんだなって。
 旅立つ前に、伝えておきたい。

自転車を漕ぎ始めて植木に突っ込んだ娘のエピソードや
突然金髪にしてきた3日間について、
冷戦中の反抗期真っただ中な娘の行動に対する心の中のつぶやき・・・
読めば読むほど、私に対して
うちのお母さんもそう思っていたのかなあ、と思いまして、
母親の子供への気持ちがわかってしまう本です。

うちの母親も娘時代があったわけで、
私の成長を見つつ、自分の姿も投影していたのかなって。
その上で、自分の経験を振り返りながら、
あれはするな、とか、こうしろ、とか言ってたんだろうなって。
娘としては、ただただ「なんでわかってくれないの?」って腹立つことは山程ありましたが
その気持ちすら見抜いていたのかもしれない。

西原さんが巣立つ子供を見送る思いの中心にあるのは

・失敗してもいいから、ただ生きていてほしいこと
・自分で選びとって自分で幸せを掴み取ってほしいこと

ここの2点に集約されるかなあと思います。
特に女の子は他人に左右されがちだから。

私自身、10代の頃は自分のことしか考えていなかった。
自分でなんでも考えて行動できると思っていた。
ただ、家族に見守られながらシェルターの中にいて、思うがままに過ごしてたわけで。

うちの母親もこんなこと思ってくれてたのかな、とか思うと、
ありがとうと伝えに行きたくなりました。

◎大事なのは、自分の幸せを人任せにしないこと。
そのためには、ちゃんと自分で稼げるようになること。

逃げること、逃げ道を作ることが大切。
それを選べるための自由(=お金であり、稼ぐ力)を持たないといけない。

人って変わる、いい旦那さんも簡単に壊れる。
その時にストレスの矛先は弱者に向いてしまう。
そこには、妊娠出産、子育てで身動きが取れなくなり、弱くなった女性がいる。

家族が増えたばかりって、男性もストレスフルだと思う。
仕事の責任も重くなってきた頃。
その上、家族を養わないといけないから嫌な仕事も辞められない。
踏ん張らないといけない。
ただ家に帰っても、子供は泣くし、奥さんはそっちに手を取られてしまう。
自分は家族のために働いているのにって。
イライラを子供にぶつける親が、児童虐待とかなのかもしれないけれど、
その矛先が奥さんに向く人もいる。

その時、我慢しないで逃げることも大切。
その大切さを実体験を通して強く教えてくれました。

はっきり言って「自分はこんなに家族のために働いているのに」と言う考え方は
驕りでしかないと思う。
「養ってやってるのに」なんてもっての外。
パートナーだって「家族のために子供を育てている。家族のために家のことをやっている。」
しかも「無償」で。
こっちには給料もお礼代も発生しない。

家事労働とはよく言ったもんだと思う。

でも「無償」だから、生きるためのお金は稼げない。
結局は旦那さんに従属するしかない。
だから暴力ふるわれても逃げれない。
だって逃げても、生きていけないから。

考えると背筋が凍ります。本当に怖すぎる。

私は、絵に描いたような幸せな夫婦生活、子育ての日々、そんなものはないと思っています。
誰かがどこかで我慢してるし、
黒い部分は蓋をされて見える部分には綺麗なところしか出していない。

暴力振るうような相手を選ばなければいいとはよく言ったもんで
病気になることを予知できないくらいに
人が変わる可能性も誰にもわからないと思う。

西原さんは、全て捨てて逃げてもいい、と述べてます。
ただ、丸腰では逃げられないから
やっぱり自分の身を守るお金やお金を生む力が必要だなあと、強く思いました。

まあ、
働く夫と専業主婦でも、専業主夫と働く妻でも、
結局はお互いがお互いの頑張りを認めてリスペクトし合えるのがいいですよね。
そしたら別に逃げるような事態には発展しない。
「◯◯してやってる、やってあげてる。」
というのではなくって、
「自分の幸せは家庭の幸せの上に成り立つ。だから、結局は自分のためにやっている。」
そう思えたらいいのかしら?

あとは、そもそも、弱くならなければいい。
守られるだけの存在にはなりたくない。

◎性格悪い方が幸せになれる。
優しくていい子になんてならなくてもいい。
自分が我慢すれば、なんて思わなくていい。
まずは自分が幸せにならないと。


◎自分で稼げて初めて自分で立てる。
お寿司も指輪も自分で買える女になろう。


◎結婚はしてもしなくてもいいから無職で子供は育てないでね。
どんな時でも 次の一手は 自分で考えて 自分が選ぶ。
王子様を待たないで。
幸せは自分で取りに行ってください。

 

全女性に向けられたハートフルな本でした。
前を向くのに辛くなった時に、必ず読み返そう!って思いました。

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